魚と子どものネットワーク

MICHIKUSA亀山里山公園みちくさ

亀山里山公園みちくさ(以下.里山公園)は、2006年のオープン以来、里山を生かした憩いの場としてたくさんの人が訪れる場所となっています。
里山は人間と自然の関わりの中で維持されていくものであり、管理が行われないと荒廃してしまいます。 市民も交えて維持管理を行うとともに、地域の人々が身近な自然を理解する場としての利用が望ましいと考えています。
また、生物多様性保全の場としても期待できる公園であると考えています。生態系は地域によって違うものであり、その地域の個性です。同じ種の生き物であっても、亀山の種と他地域の種は別ものであり、それぞれの地域で守っていかなければいけません。里山公園は、地域の特色を生かすべきであるこれからのまちづくりにおいて、ただ眺めるだけという自然公園ではなく、積極的に利用することで生活の一部となるような公園をめざしています。以下が活動の指針となっている3つのビジョンです。

① 亀山の里山を代表するような場所
私たちは、河川、溜池の調査、外来種駆除によるため池の水抜き、ヒアリングなどを通して亀山の自然調査を行っています。それにより得られた知見をふまえ、里山公園を亀山で見ることのできる、カワムツ、オイカワなどをはじめとした淡水魚を観察できる場にしたいと思います。また、魚だけでなく、植物や鳥などの他の生き物に詳しい人々とも協力して、里山公園を、亀山市の自然の縮図といえるような場にできればと思います。

② 希少種の保全・研究の場所
たくさんの生き物が本来の姿で生息できることがいちばん望ましい姿ですが、在来の動植物は減少傾向にあり、淡水魚も例外ではありません。現在亀山でも一部にしか生息していない魚種を保存し、親しむことができる場を作ることは、地域の人にその地域の希少種を知ってもらい、守ろうという意識を持ってもらう上で重要な場であると考えます。また、継続的に関わることで「どのような生息環境が生き物にとって必要か」という調査・研究を行うことも可能です。

③ 子どもが生きものとふれあえる場所
多くの動植物が見られ、施設や管理体制も充実したこの公園が、学校教育と連携した環境学習の場、あるいは親子で自然と親しめる場となればと思っています。といってもここは亀山の自然の一部であるので、これをきっかけにたくさんの亀山の自然を自分で体験してほしいと思います。

亀山里山公園みちくさ管理運営協議会

亀山里山公園みちくさ管理運営協議会とは、自然に関係する市民団体と周辺自治会、亀山市によって構成される協議の場です。
この協議会においては、里山公園を生物多様性保全の場所としてふさわしい形にすべく、里山公園の管理・運営について忌憚のない意見交換を行っています。
里山塾の講座とほぼ同程度となる年間7回ほど会議を実施し、里山塾 の企画や運営について議論しています。
最近は里山塾だけにとどまらず、鈴鹿川源流域の取組みや亀山市の環境基本計画、学校での環境教育など、亀山市の環境保全や環境教育に関する幅広い議論を行っています。

<協議会構成員>

・亀山の自然に親しむ会
・水辺づくりの会 鈴鹿川のうお座
・亀山の自然環境を愛する会
・どんこネット川合
・魚と子どものネットワーク
・その他

里山塾

【講座名】~植物~
美しい花ってなぜ咲くの?

【講座名】~虫~
虫の観察会

【講座名】~虫~
夜の虫を観察してみよう

【講座名】~魚~
里山公園から外に出てみよう@鈴鹿川

【講座名】~魚~
池干し体験

【講座名】~植物~
植物はすべての生き物を支えているんだよ

【講座名】~魚~
池干し体験の後はどうなったのかな?

【講座名】~まとめ~
いろいろな生きものがいることが大切だよ

【講座名】~まとめ~
新聞づくり

壁新聞

受賞・掲載

公園・夢プラン大賞2019 「実現した夢」部門

「里山塾」見て、触れて、体感して、自然を学ぶ  ≫ 公園文化WEB "公園の達人" 

「里山塾」の池干しをイメージしたイラストを案内チラシの表紙にして頂きました♪

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