ACTIVITY活動内容
水環境の保全は、科学的な調査や地域住民の協力のもと具体的な活動を行うとともに、 その魅力を次世代に伝えていく必要があります。 本会では、地域住民や教育機関、他の市民団体などと協力し、具体的な保全活動を行うとともに、学校への協力や子どもたちへの自然観察会などを行い、地域の人々をつなぎながら幅広く水辺の環境保全に資する活動を行っています。
水辺の保全
私たちは昔から身近な水辺で稲作などをして生活し、そこにはたくさんの生き物も生息していました。
特に、下線の氾濫原を住処とするタナゴという魚は、水路やため池など人が利用する場所にも好んで生息します。
淡水二枚貝に産卵し、繁殖期にはとても美しい婚姻色を見せます。
しかし、ため池の管理不足などから二枚貝が減少し、それに伴ってタナゴも減少しています。
同じタナゴでも地域ごとで顔つきが違うことから、タナゴは地域の個性や魅力を多く持った魚であると思います。
人が積極的に水辺と関わることで守られるこのような魚を、これからも守っていきたいと思います。
環境教育
今の子どもたちは以前と比べると、自然の中で遊んだり、学んだりする機会が少なくなっているのではないでしょうか。
せっかく自然豊かな地域に生まれ育ったからには、できるだけたくさん自然に触れ、体感してほしいと思います。
その中で様々な発見や気づきを与えることができればと思います。
コーディネーター
具体的な地域の生態系保全において、科学的知見を提供する研究機関、河川などの管理や環境政策を行う行政、
そして長期的に維持管理の主体として関わる市民の協働が必要不可欠です。
昨今では、学校や企業が保全活動に関わるケースも多くなってきています。
またそのような取り組みを進めるためには、これらの主体をつなぐコーディネーターが必要となってきます。
私たちは組織や団体の枠をこえたコーディネーターの役割を果たすことができればと思います。